10月27日に編集者の藤本智士さんをお迎えして「編集の練習」というイベントを行いました。会場は今年出版イベントばかりやっているPEOPLE。

藤本さんとは5月に出店した「心刷祭」でお会いし、先月高崎のREBEL BOOKSでのイベントに参加させてもらっての、お会いするのは3度目。じっくりお話するのは初めてでしたが、13時から18時まで小川町をご案内する中で、編集者ならではの着眼点や観察力に驚かされてばかり。

イベントでは企画や編集における考え方やコツのようなものをお聞きしましたが、眼の前の物事をじっくりと観察し、そこから自分が感じ考えることを言葉にし価値観を育む。そして、こうなったらいいなというビジョンを描きながら、そこへたどり着く方法を具体的に一つひとつ考える。そんな言葉にすると当たり前にも思ってしまうようなことを、愚直にずっとやられている姿が印象的でした。やっぱり編集は態度でありまなざしなのかもしれません。

イベントのあとは、太田ホルモンからの紫蘭という小川町の一つのテッパンコースで打ち上げ。来年も本を出版されるということなので、ぜひ再訪を楽しみにしています。

藤本さんがイベント後に投稿された言葉で、「編集の練習」は完結されたような気がしました。言葉のヒントは言葉の外側に。一緒にいる、そこにしかない学びがある。

プランニング・バナーデザイン・聞き手：柳瀨武彦（YOU INC.）
ゲスト：藤本智士（Re:S）
プランニング・受付：鈴木美波
ドリンク提供：村社美紗子（YOU INC.）
撮影：池田太朗
会場：PEOPLE