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聞くことは愛を注ぐこと

TAKEHIKO YANASE

二週連続の出版イベント。この週末は、doyoubiの瀬谷薫子さんによる「野菜とマフィン」の会をPEOPLEで開催。瀬谷さんは両日マフィンも販売しながら、土曜日はidoの飯田将平さん、フォトグラファーの上原未嗣さんを交え「編集」、日曜日は横田農場の横田岳くんとSOU FARMの柳田大地くんとともに「野菜」というテーマでお話をした。僕は聞き手という立場で、それぞれ3人のゲストからお話を聞いた。話し手1名を相手に聞き手をやることは少なくないが、3人の話を聞きながらテーマに沿って話を前に進めていくというのは別の難しさもあり、学びがあった。コツのようなものは言葉にできないが、身体知は何かしらたまった気もする。Podcastも含めて、聞き手という役割を求められることが多くなってきている。コンテンツにおける聞き手論を自分なりに深めていきたい。聞くということについて聞くPodcastをやりたいとこれを書きながら思ったりした。そんなにたくさんやれるはずもないのだが。今、世の中にはほんとうの意味での「聞く」が足りないのではないか。聞くことは愛を注ぐことなんだと思っている。

イベントのお客さんが「父が畑をやれなくなって」とA4サイズ2枚の資料を渡してくれた。どうやら、畑を無償で引き取ってくれる人を探しているという。畑の多くは、地主さんが農家さんに無償もしくはそこまで高くない金額で貸していることが多いという。地主さんとしては受け継いだ土地のメンテナンス(主に草刈り)をしてくれる人の存在は貴重であり、それを農家さんにお願いしている感じなのだと、農家の友人から聞いた。相談を受けた土地もそのような状況にある。自分がやりたいが、手におえない広さである。小川町の土地の相談の受け皿として、何かハブになれればいいのだが。いや、なろう。

UNE STUDIOの児林くんから「つぶらなカボス」をもらう。お中元でもらったそうだ。ジュースを久しく飲まなくなった。以前は一時間以上の車移動の度に三ツ矢サイダーなどを買って飲んでいたし、小川町の家に引っ越したばかりのコロナ禍は、一階にある自動販売機でペプシを買ったりしていた。ジュースを飲まなくなってから、痩せた。痩せたというか浮腫みが取れた感じ。ジュースを飲まなくなると、ジュースを飲みたいと思わなくなる。減量の初手としてジュースを断つのは良手だと思っている。どうやら肝臓にもよくないらしい。それでも「つぶらなカボス」はとても美味しかった。

photo:Mitsugu Uehara