Journal

読む習慣

TAKEHIKO YANASE

最近少しずつ本を読む習慣を取り戻している。
本を一番読んでいたのは大学生のころだろう。
その次は小学6年生、その次は社会人となった20代前半だろうか。
本を買うペースは20代から変わっていない。
少なくとも週に1冊は買っている。が、週に1冊も本は読めていない(月に1冊くらいの時もある)ので、積読どころか、もう何を所有しているのかもよく把握できないまま、本棚自体がおおよそ未読となっている始末である。

目に見えるところに置いておくというのは、とても重要だ。
目に見えるだけで、意識が一瞬でも向くため、きっかけが増える。
目に見えないものは、やがて意識からも消え、つまり実質消滅している。

どうして本を読む習慣を取り戻してきているかというと、新しい事務所をひっそりと構えたからだ。
そこにいそいそと、ぎっくり腰にならぬよう細心の注意を払いながら段ボールで本を運搬する際、本と出会い直している。
新たな事務所には、所有物の可視化という謎ミッションがある。
コレクション癖はそこまでないと自覚している。
あくまで、使うものとして、機能するインスピレーションとして所有していたい。

今週は、土門蘭さんの「ほんとうのことを書く練習」を読んだ。
とあるエッセイの寄稿の締切が迫っていたので、何かのヒントがあるはずだとすがるように読んだ。
土門さんは一瞬佐賀でお会いしたことがある。同い年の素敵な方だった。
書く力は読解力だという。つまり人は書きながら読んでいるので、読む力があれば書くことに対して良質なフィードバックができるはずだと。
自分の中にライターと編集者がいるような感覚だろうか。
いい編集者がいいライターを育ててくれる。
そうかもしれない。書けるようになるために、読む。

読みたい本を、すでにたくさん所有しているという不思議な幸せに包まれている。
たまにはここにも本についても記していきたい。

朝から人間ドック

TAKEHIKO YANASE

朝から人間ドックに向かった。3年前から毎年受けている。これまでは桜十字クリニック池袋に行っていたが、今回は第一第二希望が通らず新宿まで行くことに。それでもスムーズな診察はいつもありがたい。待合室のモニターにはテレビが映っていて、バリウムの代替となるカメラが普及するかもと報じられていた。診察室に立つスタッフもなんとなく画面を見ていた。僕は聞きながら、あと何回バリウムを飲むことができるのだろうかと考えていた。もちろん飲みたいわけではないのだが。

12時前に終わり、次の予定は14時の表参道アトリエ。メッセージを返しつつ、朝食を抜いていたので腹ごしらえ。Googleマップを開き、近くのピンをチェック。徒歩2分のところに満来というラーメン屋を発見し向かう。ざるラーメンとラーメン。それにチャーシューの有無というシンプルなメニュー構成。外のディスプレイではざるラーメンの方が上にあったが、食券機はラーメンが上。2秒迷った上でチャーシューラーメンを選択。カウンター席の常連であろう手ぶらのお客さんは皆ざるラーメンを啜っていたので、20秒ほど後悔をする。1900円とはなかなかの新宿価格だが、昼前からの程よい行列が金額を納得させてくれる。着丼。チャシューの厚さが想像の10倍あり、胃袋に謝罪をし、スープを飲む。チャーシューも美味しい。硬派な店構えと接客ながら、チャーシューの厚さが店にいいアクセントを与えていた。

少し時間があったのでパドラーズコーヒーへ。少し遠回りしても立ち寄るべきお店。いまだに京王線や小田急線の区別がつかなくなる。幡ヶ谷から歩いて店に着き、本日のコーヒーをオーダー。「パソコンをお使いですか?よかったらカウンターを」とスタッフ。僕のリュックから推測したのだろう。一人一人をよく見ていることがよくわかる。店内にはドナルドバードがかかる。「先日はミコト屋さんとの収録ありがとうございました」と別のスタッフが声をかけてくれる。よく覚えているなと感心せざるを得ない。直前にポートランドへ出張中のまっちゃんにLINEをしていたので、スタッフへ連絡が入ったのだろうか。スタッフと会話をし、関係性が少しできると、店に自分の居場所ができる気がする。そういう居心地の材料をみんなよくわかっているのだと思う。

代々木上原から表参道アトリエへ。いつも通りの潤さんのエネルギートーク。ジョギングを始めたという。小川町に分室を作れたら面白そうだなと話したりした。6ヶ月ぶりの散髪で、これから早めに夏がやってくるし、短くしようとしたが、「いい感じですね!切らなくていいんじゃない?」と潤さん。結果、襟足とボリュームを整える方向性になった。次は5ヶ月後に予約をした。「ハーブレッスンブック」という本を買い、JAXA’Sを2冊いただく。事務所のベランダでハーブでも育てたいなと思う。 今度取材に行く飛騨市のことをインプットしながら、小川町に帰る。飛騨市に行くのは初めてかもしれない。今夜はおがわのわの農の話の第7回。みんなが待っている嬉しさもある。