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心刷祭ですら

TAKEHIKO YANASE

週末の土曜日、長野県松本市で開催された心刷祭というイベントに友人の富川岳と出店参加してきた。藤原印刷という印刷会社さんが主催するこのイベントは、藤原印刷の取引先・仕事仲間が出店してマルシェのような素敵空間が広がりながら、藤原印刷の印刷工場の見学もできるオープンファクトリーにもなっている。初めての参加となったが、10時半のスタートから16時半の終わりまで終始大賑わいで、この日に向けて制作した「僕らの先月」を始め、てぬぐい、トートバッグなどたくさん買っていただき、天気がよくなかったのにもかかわらずとても気持ちの良いイベントだった。2年毎に開催される予定なので、またぜひ参加したい。

右隣は友人が営んでいる学芸大学のCOUNTER BOOKS。左隣は久しぶりにお会いした柿次郎さん率いるHuuuuのみなさん。本も愛読してきた藤本智士さんにもお会いでき(小川町で出版イベントやるかも?)、YUNOSUKEさんともご無沙汰、久しぶりに再会したバネさんに紹介してもらったBEEKの土屋誠さん、ニアミス続きだったONIBUS COFFEEの山中浩平さん、おがわのねのヘビーリスナーであったかえる舎の斉藤和真さんなど、ほかにもたくさん出会いに恵まれた。イベントに出店する気持ちとしては、ものをたくさん売ってお金を稼ぎたいというよりは、久々の人と再会したい、初めての人と出逢いたいという方が強い。同じ場に興味を持ってきたという時点で相当なフィルターがかかっているので、全員とゆっくり話したいくらいのお客さん達だった。

小川町でも何かこういう人が集まるイベントをやりたいものである。秋に予定していて社内で「サミット(仮)」と呼び続けているものをどう仕立てるか。今週末に打ち合わせがあるが、こういう物販が盛り上がるイベントは楽しい。小川町は食は豊富なので、物販の方を招いて、かけ合わせたらいいイベントができるような気もする。やりたいことはたくさんあり、時間は限られる。心刷祭ですら藤原印刷総動員でも2年に一度しかできないのだから。会社の規模を大きくしたら売上に追われて窮屈だなと社会人時代の残像による直感で思っているが、やりたいことをやるために何か変化が必要だとも思う今日この頃。