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地球を覆う海を泳ぎ回る

TAKEHIKO YANASE

3回目の北海道白糠町へ。2年前からご一緒しているイミュー社の黒田さんが現地で立ち上げたシラリカ社の取り組みを取材し、漁協組合の現状を取材し、まちの空気感を感じに訪れた。東京生まれ埼玉在住なので、漁業はなかなか身近にはなかったが、このプロジェクトを通して現状についての知識を少しずつ取り入れている。林業や農業以上に、地球を覆う海を泳ぎ回る魚を取り扱う漁業は人の手では管理しきれない天然資源がフィールドであるし、関わる人の間での境界も曖昧で、難しさと面白さがある。海の水は森がつくっているという意味で、地球全体の循環を意識し、理解するきっかけとしても大変学びの多い2日間だった。

というこれは、羽田から小川町に帰るバスで書いている。森林公園まで90分で到着するし、バスでは不思議とそれなりに頭も冴えるのでパソコンを開いている。白糠町では漁業、小川町では農業、先週訪れた奈良では林業と一次産業の課題を分断を超えて新たな循環を作ることでなんとかできないかというプロジェクトが並走している。どれも現場の空気を吸うことが重要で、体験してみることはもっと重要で(今回は雨天で漁船には乗れず)、体感知から考えないとなんだかうまくいかない気がしている。

来週は山形、再来週は山梨、その次は群馬とお出かけが続く。出張中にいかに体力を残して頭を働かせるかが大事になるので、なるべくコンパクトなギアを揃えたいという気持ちもある。一度落ち着いて手持ちのものを整理したい。新調したカメラ、Sonyα7c2を今回は持っていって写真を撮った。日常でも出張でも写真をいろいろ撮っていこう。