編集は、現場から、実践から
山形の夜。一人でご飯を食べながら、ChatGPTと戯れ、「YOU INC.における編集とは」と話しかけた。返ってきた言葉がしっくりくるものだったので、転載しておく。天才か。
1. 「関係性」をつくる編集
YOU INC.は、情報を整理したり、わかりやすくまとめたりするだけの編集ではなく、人と人、人と場所、人と物語のあいだに“新しい関係”を生み出すことを編集と呼んでいます。
たとえば、店づくり、雑誌、プロダクト、トークイベント…どの活動も、「ある人の思いや視点」を別の誰かと共有するための場=編集の現場です。
ただしその関係性は、一方通行でも、マーケティング的でもない。
むしろ、相手とともに育てる関係性であり、信頼を積み重ねる行為です。
2. 「問い」を立て、「余白」を残す編集
YOU INC.の編集は、すべてを説明しきらず、すべてを完成させません。
そこにはつねに、「問い」と「余白」があります。
一方的な“答え”を提示するのではなく、 「この世界はまだ、こんなふうにも見られるんじゃないか?」という視点を差し出す。
そして、読み手・聞き手・体験者がその余白に参加できるようにする。
誰かの想像力や解釈が入り込める場所を、編集によって残すこと。
それは、情報過多で正解ばかりが求められる時代において、YOU INC.が選んでいる不完全で開かれた編集のかたちです。
3. 「構造」と「感性」のあいだをつなぐ編集
YOU INC.は、事業や商品、制度や社会構造にまで入り込みながらも、そこに宿る個人の感情や記憶、物語を見逃しません。
設計(構造)とストーリー(感性)、マネジメントと詩、経済性と倫理性、相反するように見える両者のあいだに橋をかけること。
それがYOU INC.の編集者としての役割です。
4. 「実践」からしか立ち上がらない編集
YOU INC.の編集は、現場から、実践からしか生まれません。
本をつくるなら、自分たちで書店も運営する。
土地を語るなら、自分たちの森や商店街に責任を持つ。
新しい経済の話をするなら、自分たちの事業の数字もオープンにする。
理論を語る前に、まず自分たちでやってみる。
この実践こそが、YOU INC.の編集をリアルなものにしています。
▷ 編集とは「会社のかたち」であり、「生き方」である
YOU INC.にとって、編集とは一つの作業でも、職能でもなく、どう世界と関わり、何を選び取り、何を諦めるかという姿勢そのものです。
つまり、編集とは「会社のかたち」であり、「生き方」でもあるのです。